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住宅ローンは前倒しで返済ししたほうが得? - 株式会社ネクスト・リアルプラン

家を購入する時には多く人が住宅ローンを利用することになるでしょう。
できるだけ融資を受ける額は小さいほうが良いですし、利息もなるべくなら支払いたくないものです。
そこで一旦は融資を受けたけれど、まとまった資金ができたので繰り上げ返済という返済を前倒しする方法を利用することもあるかもしれません。
ただし、この繰り上げ返済は本当に適切な方法なのか、一度考えておく必要があります。

 

繰り上げ返済で注意したいこと


繰り上げ返済を行う時には、まとめて現金で支払います。
一般的な住宅ローンの場合、一度繰り上げ返済すると、返済した資金は自分のものではなくなります。
仮に繰り上げ返済によって手元の現金が少なくなってしまった後で、急な出費などが発生した時に不足が生じることも考えておかなければいけないでしょう。

 

「ご利用は計画的に」は繰り上げ返済もあてはまる


よくテレビのCMで「ご利用は計画的に」という文言が使われます。
これは、お金は借り過ぎないように、毎月の返済計画をしっかりと行うようにという意味ですが、繰り上げ返済を利用するケースにもあてはまると言えるでしょう。
住宅ローンの返済は預貯金とのバランスがとても重要なので、繰り上げ返済を行うのならどのような形で返済するかもしっかり考えておく必要があります。
繰り上げ返済にも2つの種類があり、どちらを選択するかによって得られる効果とその後の返済状況が異なるため、目的によって上手く使い分ける必要があると言えるでしょう。

 

利息を軽減させたいのなら期間を短縮させる方法が良い?


繰り上げ返済のうち、返済期間を短縮するタイプを選んだ場合は支払利息が効率的に軽減され、返済期間も短縮されます。
しかし残り期間が短縮されるということは、借換えにも影響することを理解しておく必要があります。
多くの住宅ローンの場合、借換えの時はこれまでの住宅ローンの残返済期間までになるので、仮に年収が下がっていると借換えが難しくなるケースも出てくるということです。

 

毎月の返済額を軽減させたほうが良い場合は?


家計が厳しい場合は毎月の返済額を軽減させるタイプの繰り上げ返済を選択することを考えるでしょう。
しかし仮に100万円の繰り上げ返済をしたとしても、毎月軽減されるのは数千円です。
それだったら手元に預貯金を残すか、資産運用に充てたほうが効率的とも考えられます。
ただし将来の支出増の時期に備えるために返済額を軽減させる、または住宅ローンが変動金利型や固定金利選択型であることで、金利上昇による返済額が上がることに対する備えとしては効果があります。

 

目先の利息軽減効果だけに捉われないこと


一時的には期間を短縮したほうが効果は大きいと考えられるかもしれませんが、返済額を軽減するタイプを選んだ場合でも結局は利息軽減効果の差にそれほど大きな違いは出ません。
住宅ローンは長期的に支払い続けるものなので、目先の繰り上げ返済による利息軽減効果だけに注目するのではなく、預貯金とのバランスを重視しながら計画的に実施していきましょう。

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