現在は住宅ローン金利が低い状態なので、マイホーム購入のチャンスだと考える人は少なくありません。
しかしその一方で、住宅ローンの返済に追われて家計が苦しくなるのが怖いという意見や、何十年も払い続けることができるかといった不安を述べる意見もあるようです。
一般的な住宅ローン完済までの経過期間は単純平均で14年前後となっており、仮に35歳で住宅ローンを組めば49歳で返済は終わるので、50代から老後資金の運用に対して重点的に目を向けることもできるでしょう。
なるべく早く返済を終えたほうが安心
ただし住宅ローンで借入をするなら収入に合わせて返済可能額を計算し、借入可能額を確認した上で間違いなく返済していくための計画が必要です。
なるべくなら返済期間は短くして、リタイアまでには返済を終えることを目標にしましょう。
住宅ローンを短期で組むためには
住宅ローンの返済期間は完済時の年齢が満80歳未満までの範囲で設定する必要があることが多く、さらに組むことができる期間は最長35年までです。しかし運よく今は史上最低の金利水準なので、なるべく返済期間を短くする良い機会と言えるでしょう。
例えば金利2%の時に負担する金額を、金利1%であっても同額返済に充てていくようにすることで期間を短く設定できます。
また、余裕資金をなるべく多く貯めておき、一定額資金として使えるようになったら住宅ローンを繰り上げ返済することも検討していきましょう。
契約者にもしものことがあった時は?
住宅ローンは返済期間が長くなることに不安を感じる人も少なくありません。
万一ローンの契約者が亡くなってしまっても、団体信用生命保険に加入していれば保険金が支払われるのでその後のローンの支払いは免除されます。
しかしケガや病気の場合には、治療に専念しなくてはいけなくなり返済が続けられなくなれば働けなくなって収入が激減する可能性もあります。
このようなリスクに備えて二重三重に備えることも必要ですが、仮に保険で備えるとなれば今度は保険に対する保険料が必要になります。
リスクに備えた保険に加入することも必要だけれど・・・
いずれにしても家計に負担が掛かることになるので、できるだけ返済を早く終わらせたほうが良いと言えるでしょう。
過度に住宅ローンを恐れるのではなく、今のマイナス金利下の超低金利を上手く利用しながらマイホームを購入することを検討してみると良いでしょう。