使われていない空き地を購入したい時は個人的に交渉しても大丈夫?
2020/04/22
空き家・空き地
例えば隣地が現在空き地となっている場合や、住宅街の中に気に入った土地を見つけた場合など、購入したいけれど売却物件として看板が設置されているわけではない場合、どうすれば購入できるのでしょう。
そもそも空き地の所有者が誰かわからず、連絡したくてもできない場合もありますし、相手が誰か判明したとしても直接交渉してよいものか気になることもあるようです。
そこで、もし所有者が不明な空き地を購入したい場合、どのような流れをたどればよいのかご説明します。
空き地の所有者を調べるには
空き地のまま放置され、草木が生い茂った状態で明らかに使われる予定でなさそうな土地の場合、もし使わない土地なのであれば売ってほしいと考えてしまうこともあるでしょう。
空き地の所有者が誰かわからない場合には、土地を管轄する法務局で不動産登記簿(登記事項証明書)を取得すると確認できます。
法務局で住宅地図と公図から空き地の地番を特定し、不動産登記簿を閲覧して誰が所有者を確認しましょう。数百円手数料はかかりますが、誰でも閲覧可能です。
他にも不動産会社や住宅会社などに事情を説明し、誰が所有者か調べてもらえないか相談してみる方法もあります。
所有者に直接コンタクトを取ってもよい?
空き地の所有者が誰か判明した後は、空き地を売却してもらえないか手紙を送ってみましょう。
ただ、登記簿上に記載されている住所が所有者の現在の住所とは限りません。引っ越しなどで住所は変更されているのに、変更手続きを行っておらず旧住所のままというケースもめずらしくありません。
この場合、空き地所有者の方と接触することは難しくなるので不動産会社などに売地として情報が出ていないか確認してみるとよいでしょう。
交渉はどのように行うべきか
もし空き地の所有者と直接売買の交渉を行うこととなった場合には、空き地の地価は現在の相場で取引することが望ましいといえます。
ただ、購入時の土地の金額が高かった場合、売主から安い値段では売りたくないといわれてしまうことも考えられます。
この場合、売主側の希望金額を確認し、その金額でも購入したいのかよく検討しましょう。
もし空き地が宅地として機能しない程の損傷がある場合、金額に反映させてよいのか悩むこともあるでしょう。このような場合も、売主が反映させてよいのか納得するかがポイントとなります。
個人的に交渉するよりも、不動産会社など第三者に仲介してもらったほうが、適切な価格提示や売主に納得できる説明が可能となるため、交渉がスムーズに進む可能性は高まります。