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土地と建物を別々に購入すると住宅ローンにメリットがある? - 株式会社ネクスト・リアルプラン

マイホームを建てる際に、候補となる土地を先に見つけて契約したいという場合もあるでしょう。先に土地を購入した後で注文住宅を建てるといったケースでは、土地の購入費用も住宅ローンの対象になるのか気になるところです。
住宅ローンでは土地の購入費用も融資の対象になりますが、土地の購入資金だけの申込みはできません。土地の先行決済時にまず1本目の住宅ローン、そして建物完成後の引渡しと決済時に2本目の住宅ローンの融資を受けるといった形になるようです。

 

条件をクリアすれば土地と建物は同時に申し込みができる


土地と建物の住宅ローンは同時に申込みでき、正式な申込時に新築建物の工事請負契約書や建築確認申請書、確認済証などの提出が必要になります。まだ契約前や申請前の場合には、確認済証の代わりに建物の最終図面や工事明細付の見積書などを提出することになります。
ただし同時に申し込みができるのは、正式審査の承認通知の有効期限内である270日以内に建物が完成して抵当権を設定し融資が実行できることが条件です。
なお、ローンの取扱手数料や抵当権設定費用、収入印紙税は、土地と建物それぞれの融資に対して発生します。

 

一般的には別々は面倒?


建売住宅の場合には販売会社と契約する際に住宅ローンを申し込むことになるため簡単です。しかし土地を自分で見つけて購入し、その後住宅メーカーに依頼して注文住宅を建てるというケースの場合、住宅ローンに対する手間は2倍かかることになります。
土地購入の際に不動産会社と契約し、住宅ローンを申込みます。そして家を建てる段階で住宅メーカーと請負契約を締結し、再度住宅ローンを申し込む必要があります。

 

住宅ローン控除が受けられなくなる?


注意したいのは住宅ローン控除です。住宅ローン控除は土地や建物の購入に関するローンが対象です。
土地と建物を別々に購入しても対象ですが、土地購入後2年以内に入居していなければ土地のローンは対象外になりますので注意が必要です。

 

別々にローンを組むことがメリットになる場合もある?


ローン金利の先行きは不透明です。このことを考慮する場合には、土地と建物のどちらかを超低金利だけれど金利上昇リスクがローンで組み、もう一方については若干金利が高いけれど固定期間10年以上というリスクの小さいローンするという方法も考えられます。
現在の超低金利という部分と、安心感という部分を半分ずつ保持することができるでしょう。
そして余裕ができた時にリスクがある程度大きいほうのローンから繰り上げ返済を行うか、金利が大幅に上昇しそうな場合などは借り換えて固定期間10年以上のローンに一体化するといった方法も検討することができます。
ただし面倒だと言う場合には、家を建てる際に土地のローンを一体化することを銀行に対して事前に伝えておくといったことを検討しましょう。

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