普段使用することのない空き地を保有している場合、管理が行き届かず雑草が生い茂った状態となっていることもあります。
しかし、空き地の雑草が生い茂った状態で放置していると、近隣住民の方に多大な迷惑をかけることになりますので、適切な管理とともに雑草を増やさない対策を行っておくようにしましょう。
雑草を増やさない効果的な対策はあるのか
雑草を増やさないためには、土に日光があたることを避け水分が届きにくくするようにすることが必要です。また、草が伸びる空間を与えないことで、雑草が生い茂るといった状態を防ぐことができるでしょう。
このような雑草が育つ要件を遮断することを考えた場合に、考えられる対策は次の通りです。
防草シート
マットタイプのシートで土を覆い、雑草が生えにくくなる状態を作ります。地面に密着するように敷き詰めて貼らなければ、隙間に雑草が生えてしまうことはありますが大幅に抑制することが可能です。
防草土(アルカリ性タイプ)
防草土は水から抽出されたマグネシウムなどを使ったアルカリ性の土のため、雑草が好む弱酸性の土壌とは反対の性質を持つことから、雑草が生えることを防ぎます。
防草土(固まるタイプ)
敷き詰めれば固まりますが、セメント系素材を使っていないので環境にやさしく、雑草の根が生えてしまうことを防ぐことができます。
除草剤
農業分野でも昔から使用されていますが、すでに生えている雑草を一旦枯らしてしまうなら液体タイプを、土にまいて雑草が今から生えることを防ぐなら顆粒タイプのものを使用すると効果的です。
砂利
砂利を敷き詰めることにより、防草シートのような効果を得ることができます。
ただし、しっかり敷き詰めていなければわずかな隙間からでも雑草が伸びてくる可能性も出てくる点がデメリットといえます。
バークチップ・ウッドチップ
ガーデニングなどで用いられることの多い木片を、砂利の代わりに敷き詰めてもよいでしょう。
ただし、砂利は重さがあるため雑草を抑えることができますが、木片は軽いので隙間から雑草が生えやすくなる可能性はあります。
そのため、くまなく敷き詰め雑草の生育地を奪うことにより、雑草が育つことを防ぐことが可能です。
空き地の雑草対策は定期的に
雑草が生えて増えないための対策はいろいろですが、将来的に空き地売却の予定がある場合などは撤去が比較的簡単にできる方法を選ぶとのちのち手間はかからないはずです。
また、一度対策を行えば終わりではなく、その後も引き続き空き地の状況を確認するようにしてください。