空き家所有は税金負担が重い?
不動産を保有していると、特に何もしていなくても毎年固定資産税や都市計画税という税金がかかってしまいます。
住宅用地の特例が適用されれば、税金の減免措置を受けることができるため敷地の税金は6分の1に抑えることができます。
空き家の場合も同様に、敷地の固定資産税は6分の1まで軽減されますが、これは適切な管理が行われている場合です。
管理を怠り、近隣に危険を及ぼす特定空き家に指定されれば、この軽減措置は受けることができなくなってしまいます。
それにより固定資産税は最大6倍になってしまいますので、その点を踏まえた上で空き家をそのまま所有し続けるのか判断したほうがよいでしょう。
空き家の税金対策に有効なのは?
空き家にかかる税金が気になるのであれば、対策として空き家を高く売却することを検討してはいかがでしょう。
家族と過ごした懐かしい思い出や、様々な思い入れがある家だからこそ、取り壊すことも売ることもできず空き家として所有している方もいるかもしれません。
しかし、空き家を所有すれば固定資産税や維持費用などコストがかかること、時間が経過することで家の価値は低下していくこと、高く売れるタイミングを逃せば最終的に売却するときに損をしてしまうことなど様々なデメリットが発生します。
空き家を管理しようと思っても、草や植木が伸び近隣に迷惑をかけてしまうので定期的に伐採しなければなりませんし、空き家だと周知されることで地域の治安も悪くなってしまいます。
そして屋根や壁なども修繕を定期的に行う必要があり、台風や豪雨など自然災害などで物が散乱しないように注意しなけらばなりません。
売却のタイミングを逃さないこと
空き家状態で1年程度放置した場合、その家はあっという間に荒れてしまいます。
管理の時間や手間、そして費用をかけ続けるのなら、空き家の建物価値が高い間に売却してしまったほうがよいと考えられます。
建物価値は年数経過とともに低下しますので、高く売却できるタイミングを逃さないようにしっかりと検討していきましょう。