さいたま市では、家族の就業の有無などそれぞれのライフスタイルには関係なく、子供に幼児教育を受けさせたいとする世帯について、年間を通じて長時間で預かり保育を実施しています。
その1つが子育て支援型幼稚園の創設で、子育て支援機能を充実させる取り組みとして、私立幼稚園を新しく子育て支援型幼稚園として認定しています。
現在25の子育て支援型幼稚園がスタートしていますが、どのような特徴のある園なのか、子育て世帯が知っておきたい内容をご紹介します。
さいたま市の「子育て支援型幼稚園」の特徴
子育て支援型幼稚園の開園時間は、園によって違いはあるものの主に8時間以上を開園時間とし、中には10時間以上開園している幼稚園もあります。
土日・祝日、年末年始や、園が独自に定めている創立記念日や振替休日などの年間15日以内の休日以外は毎日子どもを預けることができるので、夏休みなどの長期休業期間中でも利用可能です。
気になる保育の利用料は?
仕事のある過程の場合、預かり保育でどのくらいの利用料が発生するのか気になるところでしょうが、一定要件を満たす園児については原則無料となります。
例えば、月16日以上で64時間以上就労している保護者などの場合、認可保育所への入所要件を満たすこととなるため、預かり保育利用料の負担は軽減されるかたちです。
この制度は、幼児教育・保育の無償化が開始されたことに合わせ、令和元年10月から変更されています。
預かり保育料の利用者負担が軽減される対象となる園児とは具体的に、
さいたま市民であること
さいたま市子育て支援型幼稚園の在園児または新入園児であること
保護者の就労が付き16日以上かつ64時間以上など認可保育所の
利用要件をみたすこと
などの要件を満たしている場合です。
定期利用である子育て支援枠の申し込みも可能
幼稚園の教育時間を含めた預かり保育の利用時間が、1日で7時間を超え、さらにほとんど毎日利用するという場合には、預かり保育を優先して利用できます。
この定期利用できる子育て支援枠の申し込みは、短時間利用(1日7時間超から8時間以内の利用の場合)と長時間利用(1日8時間超から幼稚園の最長開園時間までの利用)の場合に分かれており、それぞれの園で定員があるので空き状況次第で利用できるかたちとなっています。
ただ、長時間利用を希望する場合でも、1か月あたりの就労・就学・介護・看護の時間が64時間以上120時間未満の場合や、現在求職活動中の場合、育児休業中の継続利用の場合には短時間利用となりますので注意してください。