ケース.2 埼玉県川口市在住のOさん
~自宅の他に、賃貸マンションを所有。自己所有のマンションにて飲食店を経営していたため、売却をした上で本業である飲食店をそのまま賃貸店舗として借り受け飲食店を継続したケース~
バブルも終わりかけの平成元年に、今とは比べものにならないほど高い土地を購入し、平成3年に 店舗付の賃貸マンションを新築しました。土地、建物総額で約22,000万円の銀行借り入れによる投資でした。
賃料相場は現在より高い時代ですが、この後急速に相場が下落し、経済状況の悪化も相まって借り 入れが重くのしかかる結果となりました。
自宅も共同担保で抵当に入っていたため返済が滞ると債権者より自宅も併せて競売の申し立てを受けました。
何とか生活の手段である店舗の営業は賃借をし、存続させたいとの強い希望でした。このため債務者の要望をかなえるべくオーナーチェンジにより、要望を受け入れてもらえる買主を捜し、売却する 事により新たに賃貸借契約を結び、営業を継続する事に成功しました。
買主との合意により再出発に向けての資金も捻出する事が出来、債務を大幅に圧縮する事に成功したケースです。