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【2026年最新版】空き家活用で使える補助金を自治体別に調べる方法 - 株式会社ネクスト・リアルプラン

相続した実家や長年使っていない空き家を所有しているものの、「リフォームしたいけれど費用が高い」「解体するにも数百万円かかると聞いて踏み出せない」と悩んでいる方は少なくありません。
空き家は放置しているだけでも固定資産税や維持管理費がかかり、時間が経つほど建物は傷み、資産価値も下がっていきます。しかし、だからといって大きな費用を自己負担だけで用意するのは簡単なことではありません。
そこで活用したいのが、自治体が実施している空き家向けの補助金制度です。解体費用やリフォーム費用の一部を補助してもらえたり、賃貸住宅や店舗として活用する際の改修費用を支援してもらえたりする制度が全国各地で設けられています。
実は、空き家に関する補助金は自治体ごとに制度が異なり、同じ県内でも市町村によって内容が大きく変わります。
この記事では、空き家活用に利用できる補助金の基本的な仕組みから、自分の住んでいる自治体で使える制度を見つける具体的な方法をご紹介します。

そもそも空き家の補助金とは?

空き家の補助金と聞くと、国から直接お金が支給される制度をイメージする方もいるかもしれません。しかし、実際の仕組みは少し異なります。

財源は国、窓口は自治体という仕組み

空き家に関する補助金は、国土交通省が進める空き家対策事業などをもとに、各自治体が地域の実情に合わせて制度を設計・運営しています。
つまり、お金の財源には国の支援が含まれていても、実際に申請を受け付けるのは市区町村です。

補助金は「解体・改修・活用」の3タイプ

空き家向け補助金は数多くありますが、目的ごとに整理すると大きく3種類に分けられます。
一つ目は「解体・除却」に関する補助金です。
老朽化が進み、倒壊の危険性がある空き家や、地域の景観を損ねている建物などを解体する際、その費用の一部を補助する制度です。特に管理が難しくなった空き家では、この制度を利用するケースが多く見られます。
二つ目は「改修・リフォーム」に関する補助金です。
古くなった住宅を住める状態に戻したり、耐震補強や断熱改修、水回り設備の更新などを行う際に活用できます。空き家を賃貸住宅や自宅として再利用したい場合に利用されることが多い制度です。
三つ目は「活用支援」の補助金です。
空き家を店舗やカフェ、シェアハウス、地域交流施設として活用する場合や、移住・定住促進事業の一環としてリフォーム費用を補助する制度などが該当します。

「補助金」と「助成金」の違い

「補助金」と「助成金」という言葉はよく似ていますが、厳密には少し意味が異なります。
補助金は予算が決められており、応募者が多い場合には審査や選考が行われることがあります。一方、助成金は一定の条件を満たせば利用しやすい制度であることが一般的です。
とはいえ、自治体が実施する空き家関連制度では、この二つの言葉がほぼ同じ意味で使われることも少なくありません。

▼補助金3タイプ早見表

補助金の種類 主な対象 補助内容の例
解体・除却 老朽化した空き家 解体費用の一部補助
改修・リフォーム 居住・賃貸予定の住宅 リフォーム・耐震改修・設備更新
活用支援 店舗・賃貸・移住促進 改修費、設備導入費、用途変更支援

自治体別に調べる4つの方法

空き家に関する補助金は、全国共通の制度ではなく自治体ごとに内容が異なります。そのため、補助金があるらしいという情報だけを頼りに探しても、なかなか自分に合った制度へたどり着けないことがあります。
そこで大切なのが、どのような順番で調べるかです。ここでは、実際に補助金を探す際におすすめしたい4つの方法を分かりやすく紹介します。

方法① 公的な横断検索サイトを使う(一番確実)

空き家に関する制度は自治体ごとに内容が異なりますが、全国の支援制度を横断的に検索できるサイトを利用すれば、自分の住んでいる地域で利用できる制度を効率よく探すことができます。
例えば、「地方公共団体による空き家対策支援制度検索サイト」では、都道府県や市区町村を選択するだけで、その自治体で実施している空き家関連の支援制度を調べることが可能です。
検索方法はまず都道府県を選び、続いて市区町村を選択します。その後、「空き家」「リフォーム」「解体」「耐震」「移住」などのキーワードを入力すると、対象となる制度が表示されます。
例えば埼玉県川口市で空き家を所有している場合は、「埼玉県」「川口市」を選択し、「空き家」「リフォーム」と検索することで、現在実施されている支援制度を確認できます。
公的な検索サイトは情報の信頼性が高く、制度の概要を一覧で確認できるため、「まず最初に調べる方法」としておすすめです。

方法② 自治体の公式サイトで検索する

補助金制度は年度ごとに内容が変更されることが多く、受付期間や予算、募集件数なども毎年見直されます。そのため、最終的には必ず自治体が公開している最新情報を確認する必要があります。
検索エンジンで、「〇〇市 空き家 補助金」「〇〇市 リフォーム 補助金」「〇〇市 空き家 活用」と入力するだけでも、多くの場合は該当ページが表示されます。
また、「空き家対策」「住まい」「住宅支援」などのカテゴリから探す方法も有効です。
補助金額だけでなく、対象となる住宅の条件や、申請できる人の条件、受付期間、必要書類なども必ずチェックしてください。
特に工事着工前であることが条件になっている制度は非常に多いため、リフォームを始めてから申請しようと考えていると補助対象外になるケースがあります。

方法③ 担当窓口に直接問い合わせる

ホームページを見ても制度の内容が分かりにくい場合や、自分のケースが対象になるか判断できない場合は、自治体の担当窓口へ直接問い合わせることをおすすめします。
事前に相談することで申請ミスを防げるため、積極的に活用したい方法です。
このように事前確認をしておくことで、あとから条件を満たしていなかったという失敗を防ぐことができます。

方法④ 民間のポータルサイトで概要をつかむ

最後に紹介するのが、民間企業や不動産会社などが運営する補助金情報サイトです。
こうしたサイトでは、全国の補助金情報を分かりやすくまとめていることが多く、どんな制度があるのかを知る入り口としては非常に便利です。
専門用語も少なく、初心者向けに解説されている記事も多いため、まず全体像を知りたいという方には向いています。
しかし、注意したい点もあります。民間サイトは更新頻度によっては情報が古い場合があり、すでに終了している制度や条件が変更されている制度が掲載されていることもあります。
そのため、民間サイトはあくまでも参考情報として利用し、実際に申請する際は必ず自治体の公式ホームページや担当窓口で最新情報を確認するようにしましょう。
概要は民間サイト、最終確認は公式サイトという使い分けを意識することで、正確な情報をもとに補助金を活用できます。

▼4つの方法 比較表

調べ方 確実さ 手軽さ 向いている人 注意点
公的な横断検索サイト ★★★★★ ★★★★☆ 初めて調べる人 最新条件は自治体公式で確認
自治体公式サイト ★★★★★ ★★★☆☆ 制度を詳しく確認したい人 ページが見つけにくいことがある
担当窓口へ問い合わせ ★★★★★ ★★☆☆☆ 条件確認をしたい人 電話・窓口対応の時間に注意
民間ポータルサイト ★★★☆☆ ★★★★★ 制度の概要を知りたい人 情報が古い場合があるため公式確認が必須

調べるときに必ずチェックすべき5点

補助金は条件を満たして初めて申請できる制度です。補助額だけを見て判断してしまうと、「対象外だった」「工事を始めてしまったため申請できなかった」というケースも少なくありません。
ここでは、補助金を調べる際に必ず確認したい5つのポイントを紹介します。

①対象になる空き家の条件(築年数・所在地・状態)

制度によっては、「築○年以上」「市内にある住宅」「1年以上空き家であること」「特定空家ではないこと」など、さまざまな条件が設けられています。
また、所有者本人しか申請できない制度もあれば、相続登記が完了していることを条件としている自治体もあります。

②対象工事・補助率・上限額

補助金には、「どの工事に対して補助されるか」が細かく決められています。
例えば、屋根や外壁の修繕は対象でも、家具や家電の購入は対象外というケースがあります。
また、「工事費の3分の1まで」「補助率2分の1」「上限50万円」「上限100万円」など、補助率や上限額も制度によって異なります。
総工事費が300万円だからといって300万円全額が補助されることはほとんどありません。
自己負担額がどの程度になるのかまで計算しておくことが重要です。

③申請のタイミング(着工前が原則)

補助金申請で最も多い失敗が、工事を始めてから申請してしまうケースです。
多くの自治体では、「交付決定通知」が出る前に契約や工事を開始すると補助対象外になります。
「業者へ見積もりを依頼した」「契約した」「工事が始まった」というタイミングでは遅い場合もあります。
補助金を利用したいと考えたら、まず自治体へ相談し、申請手続きを済ませてから工事に着手することを徹底しましょう。

④ 予算・受付期間(年度・先着順)

補助金には予算があります。
そのため、年度途中でも予算がなくなれば受付終了となる制度が少なくありません。
また、「4月から受付開始」「12月末まで」「先着順」といった受付期間も決められています。
年度末になって慌てて申請しようとしても、すでに募集が終了しているケースもありますので、できるだけ早めの情報収集がおすすめです。

⑤ 併用できる制度・できない制度

補助金の中には、国・県・市町村の制度を組み合わせて利用できるものもあります。
一方で、「この補助金を利用した場合は別制度との併用不可」というケースもあります。
利用できる制度を組み合わせれば自己負担を大きく減らせる場合もありますので、担当窓口へ確認しておくと安心です。

▼チェックリスト表

確認項目 チェック
空き家が補助対象か確認した
補助率・上限額を確認した
工事前に申請することを確認した
受付期間・予算を確認した
他制度との併用可否を確認した

事例:自治体によってこんなに違う

補助金は自治体ごとに違うと聞いても、実際にはどのくらい違うのかイメージしにくいかもしれません。
ここでは代表的な3つの事例を紹介します。

解体費用の補助例

老朽化した空き家の除却費用を補助する制度は全国で数多く実施されています。
例えば倒壊の危険がある建物を対象に、解体費用の一部を補助する自治体があります。
管理が難しくなった空き家を安全な土地へ戻すことが目的となっています。

改修・リフォーム費用の補助例

埼玉県内でも、住宅リフォーム支援制度を設けている自治体があります。
例えば川口市周辺では、省エネ改修やバリアフリー改修などを対象とした住宅支援制度が実施されることがあります。

移住・定住とセットの補助例

地方自治体では、空き家へ移住する人を増やすため、リフォーム補助と移住支援金を組み合わせた制度もあります。
同じ「空き家補助金」という名前でも、自治体によって目的が異なるため、自分の目的に合った制度を探すことが重要です。
※最新は各自治体の公式ページで要確認

補助金だけじゃない、国の税制優遇

空き家活用では、補助金だけが支援制度ではありません。
税金が軽減される制度を利用できる場合もあります。

空き家の3,000万円特別控除(譲渡所得)

一定の条件を満たした相続空き家を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる制度があります。
これは補助金のように現金を受け取る制度ではありませんが、支払う税金を大きく減らせる可能性があります。
適用には要件があるため、詳細は国交省のHPを参考にするのがよいでしょう。

解体後の固定資産税の注意点

住宅が建っている土地には住宅用地特例が適用されるため固定資産税が軽減されていますが、更地になるとこの特例が外れ、翌年度から税額が上がることがあります。

申請の失敗を防ぐ3つの注意点

補助金制度は非常に便利ですが、申請方法を間違えると利用できなくなってしまいます。

着工後に申請しても対象外になる

一つ目は、着工後に申請しないことです。
ほとんどの制度では、工事開始後の申請は認められません。

予算切れ・年度替わりに注意

二つ目は、予算切れに注意することです。
人気制度は年度途中でも受付終了になります。

相見積もりで業者を選ぶ

三つ目は、相見積もりを取ることです。
複数社から見積もりを取得することで工事内容や費用が比較でき、補助金を含めた最適な資金計画を立てられます。

▼申請の流れ

手順 内容
①情報収集 補助制度を調べる
②事前相談 自治体へ相談する
③申請 必要書類を提出する
④交付決定 補助金の承認を受ける
⑤工事着工 承認後に工事開始
⑥完了報告 工事完了を報告
⑦補助金受給 補助金が交付される

まとめ:まず横断検索サイトで自分の地域を調べよう

空き家活用に使える補助金は、リフォームや解体、賃貸活用などさまざまな場面で活用できる非常に心強い制度です。しかし、その内容は全国共通ではなく、市区町村ごとに条件や補助額、対象工事が大きく異なります。
だからこそ、「補助金があるらしい」という情報だけで判断するのではなく、まずは公的な検索サイトや自治体の公式ホームページを利用し、自分の地域で利用できる制度を調べることが第一歩になります。そのうえで、対象条件や受付期間、申請タイミングをしっかり確認することで、補助金を活用しながら無理のない空き家活用を進められるでしょう。
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