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「すぐ貸せる」と「貸せない」空き家の違いと「貸せる」ようにするには - 株式会社ネクスト・リアルプラン

「空き家を所有しているが、維持費ばかりかかって困っている」「賃貸に出したいけれど、何から手をつければいいかわからない」このような悩みを抱えている方は決して少なくありません。特に、相続してから数年が経過している場合、気づけば固定資産税や草刈り、簡単な修繕などの負担だけが積み重なり、使っていないのにお金だけ出ていくという状態になってしまっているケースも多く見られます。

そこで多くの方が考えるのが「賃貸に出す」という選択肢です。しかし、いざ貸そうと思っても「古い家だから無理なのではないか」「リフォームしないと借り手は見つからないのではないか」と不安になり、結局何もできずに放置してしまうという流れに陥りがちです。
実は、空き家は「掃除をすれば貸せる」というほど単純なものではありません。借り手が求める条件を満たしているか、法的に問題がないか、設備が機能しているかなど、いくつものポイントをクリアして初めて「貸せる状態」と言えます。

この記事では、「すぐ貸せる空き家」と「貸せない空き家」の違いを具体的に解説しながら、どうすればあなたの物件を“貸せる状態”に変えられるのかを分かりやすくお伝えします。

「すぐ貸せる空き家」の3つの特徴

空き家を賃貸に出そうと考えたとき、多くの方が「立地が良ければ自然と借り手が見つかるだろう」と思いがちです。しかし実際には、立地だけでなく「内見時の印象」が入居の決め手になるケースが非常に多く、同じエリアにある物件でも、すぐに決まるものと長期間空室になるものとでは明確な差が存在します。ここでは、「すぐ貸せる空き家」に共通する3つの特徴を解説していきます。

水回り(キッチン・バス・トイレ)が清潔で機能的

まず最も重要なのが、水回りの状態です。キッチン、浴室、トイレといった設備は、日常生活の中で毎日使用する場所であり、入居希望者が最も厳しくチェックするポイントでもあります。

たとえ築年数が古くても、水回りが清潔に保たれている物件は、それだけで「きちんと管理されている家」という印象を与えます。逆に、シンクに水垢が残っていたり、排水口から嫌な臭いがしたり、浴室にカビが広がっている状態では、それだけで敬遠されてしまう可能性が高まります。

重要なのは「最新設備であること」ではなく、「清潔感があること」です。例えば、古いキッチンであっても、油汚れをしっかり落とし、換気扇を清掃し、シンクを磨くだけで印象は大きく変わります。トイレも同様に、便器の黄ばみや床の汚れを取り除くだけで、見違えるほど印象が良くなります。

また、機能面の確認も欠かせません。水漏れがないか、給湯器が正常に動作するか、シャワーの水圧に問題がないかといった点は、内見時に実際に使用されることもあるため、事前にチェックしておく必要があります。

水回りはリフォーム費用が高額になりやすい部分ではありますが、全面的な交換をしなくても、クリーニングや部分的な補修で十分に魅力を高めることが可能です。「使える状態」であること、そして「気持ちよく使える状態」であること、この2点を満たすことが、すぐに貸せる物件への第一歩となります。

インフラ(電気・ガス・水道)が生きている

長期間放置された空き家では、このインフラに問題が発生しているケースが少なくありません。例えば、水道管の内部が錆びていたり、長年使用されていなかったことで配管から水漏れが起きていたりすることがあります。また、ガス設備についても、安全装置の不具合や老朽化によって使用できない状態になっている場合があります。電気についても、ブレーカーが古く安全性に問題があったり、配線が劣化していたりすることがあります。
入居希望者にとって、これらのインフラが正常に使えるかどうかは、「安心して生活できるか」に直結する非常に重要な要素です。たとえ見た目が綺麗でも、水が出ない、電気が不安定といった状態では、生活そのものが成り立たないため、契約には至りません。

さらに、内見時に電気が通っていない物件は、それだけで印象が悪くなります。部屋が暗い状態では空間の広さや雰囲気が伝わりにくく、「なんとなく不安」という感覚を与えてしまうのです。そのため、内見前には必ず通電し、照明をつけられる状態にしておくことが望ましいでしょう。

家の中に「生活感」や「荷物」が残っていない

最後に見落とされがちなのが、室内に残された「生活感」や「荷物」です。これは物件の印象を大きく左右する要素であり、入居希望者の判断に直接影響を与えます。

相続した実家などでは、仏壇や古い家具、衣類、写真アルバムなど、前の住人の生活の痕跡がそのまま残っていることがよくあります。しかし、これらが残っている状態では、内見者は「ここで新しい生活を始めるイメージ」を持つことができません。他人の生活感が強く残っている空間では、その想像が妨げられてしまいます。その結果、「なんとなく居心地が悪い」「自分には合わない気がする」と感じ、契約に至らないケースが多くなります。

また、荷物が多い状態では、部屋の広さや使い勝手も正確に伝わりません。本来は広いリビングであっても、大きな家具が置かれていることで狭く見えてしまうことがあります。これでは物件本来の魅力を十分に伝えることができません。

したがって、賃貸に出す前には、可能な限り室内の荷物を撤去し、「空っぽの状態」に近づけることが重要です。どうしても残す必要があるものについても、最小限にとどめ、空間に余白を持たせる工夫が求められます。

貸すのが難しい「貸せない空き家」の共通点

「なかなか借り手がつかない」「そもそも募集すらできない」といった空き家には、いくつかの共通点があります。それは単なる見た目の問題だけではなく、構造や法律、周辺環境に関わる問題であることが多いのです。

建物の劣化が激しく「耐震性」に不安がある

まず大きな要因となるのが建物の劣化です。雨漏りが発生していたり、シロアリ被害があったり、壁に大きなひび割れがある場合、入居者にとっては「安全に住めるのか」という不安がつきまといます。

こうした状態を改善するには、数十万円では済まず、場合によっては数百万円規模の修繕費が必要になることもあります。そのため、オーナー側も「そこまで費用をかけるなら貸さない方がいい」と判断してしまい、結果的に空き家のまま放置されることになります。

法的な制限(再建築不可・接道義務違反など)

次に見落とされがちなのが、法律上の制限です。例えば、建物が建っている土地が「再建築不可」であったり、建築基準法上の接道義務を満たしていない場合、将来的に建て替えができません。

こうした物件は、借り手(特に事業者など)にとってもリスクが高く、特に事業用としての利用を考える人には敬遠されがちです。見た目は問題なくても、こうした法的制約があるだけで貸せない物件になってしまうことがあります。

心理的瑕疵(かし)や近隣トラブルがある

過去に事件や事故があった場合や、近隣とのトラブルがある場合も、賃貸としては難しくなります。例えば、「隣人との関係が悪い」「騒音トラブルがある」といった情報は、入居希望者にとって大きなマイナス要素です。また、過去の出来事によって心理的な抵抗感がある場合も、敬遠される原因となります。こうした問題は表面からは見えにくいですが、実際には入居率に大きく影響する重要な要素です。

【要注意】「立地」が良くても貸せないケースがある

「駅から近い」「都心にある」といった好立地であっても、必ずしも貸せるとは限りません。実は、立地が良いからこそ発生する制約や問題も存在します。例えば、用途地域によっては住宅専用と定められており、店舗や事務所として貸すことができないケースがあります。これにより、本来であれば高い賃料が見込める活用方法が制限されてしまうのです。

また、相続した物件の場合、所有権が複数人に分かれていることがあります。この場合、全員の同意が得られなければ賃貸契約を結ぶことができず、結果的に何も進まないという状況に陥ります。つまり、「立地が良い=貸せる」ではなく、権利関係や法規制を含めた総合的な判断が必要になるのです。

「貸せない」を「貸せる」に変える3つの解決策

空き家を前にして「この状態ではとても貸せない」と感じてしまう方は少なくありません。実際、長年放置された物件は老朽化が進み、見た目の印象も悪くなりがちです。しかし重要なのは、「貸せない」と決めつける前に、どのような選択肢があるのかを正しく知ることです。物件の状態や立地によって最適な方法は異なりますが、視点を変えることで収益化への道が開けるケースは多く存在します。ここでは、「貸せない」を「貸せる」に変えるための現実的かつ効果的な3つの解決策について解説します。

一部リフォームによる「バリューアップ」

まず検討したいのが、一部リフォームによって物件の印象を改善する方法です。ここで注意したいのは、「すべてを新しくする必要はない」という点です。築年数が古い物件の場合、フルリノベーションを行うと数百万円単位の費用がかかることもあり、投資としての回収が難しくなる場合があります。

そこで有効なのが、ポイントを絞った「バリューアップ」です。例えば、壁紙の張り替えやクッションフロアの交換は、比較的低コストで室内の印象を大きく変えることができます。特に壁紙は面積が広いため、ここが綺麗になるだけで部屋全体が明るく清潔に見えるようになります。このように、費用対効果の高いポイントに絞って改善を行うことで、大きな投資をせずとも「貸せる状態」に近づけることが可能です。どこに手を入れるべきかの判断は専門的な知識が求められるため、プロの意見を取り入れることが成功の鍵となります。

DIY型賃貸として「現状渡し」で貸し出す

注目されているのが、「DIY型賃貸」という選択肢です。これは、あえて現状のまま物件を貸し出し、その代わりに入居者が自由に改装できるようにするという方法です。
従来の賃貸では、オーナーが費用をかけて綺麗にリフォームし、入居者はそれを「借りる」という形が一般的でした。しかし近年では、「自分好みの空間にしたい」というニーズが高まっており、あえて手を加えられる余地のある物件を好む層も増えています。

DIY型賃貸の大きなメリットは、オーナー側の初期投資を大幅に抑えられる点です。リフォーム費用をかけずに貸し出すことができるため、資金に余裕がない場合でも賃貸経営をスタートしやすくなります。また、家賃を相場よりやや低めに設定することで、入居者を見つけやすくなるという効果も期待できます。ただし、この方法を採用する場合には、契約内容の整備が非常に重要です。どこまで改装して良いのか、退去時の扱いをどうするのかといったルールを明確にしておかないと、後々トラブルに発展する可能性があります。そのため、DIY型賃貸に対応した契約書の作成や、適切な運用ルールの設計については、専門業者のサポートを受けることが望ましいでしょう。

専門会社への「直接売却」や「活用提案」

「どうしても貸すのが難しい」という場合の現実的な選択肢として、専門会社への直接売却や活用提案の活用があります。専門会社では、こうした物件に対しても多角的な視点から活用方法を検討します。ネクスト・リアルプランのような専門業者では、個人では判断が難しいポイントも、プロの視点を取り入れることが可能です。

まとめ

空き家が「すぐ貸せる」か「貸せない」かは、見た目だけでは判断できません。水回りやインフラの状態、法的な条件、周辺環境など、さまざまな要素が複雑に関係しています。
しかし、「貸せない」と思っていた物件でも、視点を変えたり、適切な対策を講じることで「貸せる物件」に生まれ変わる可能性は十分にあります。

重要なのは、自分一人で判断しないことです。客観的な視点を持つプロに相談することで、思いもよらなかった活用方法が見つかることもあります。

株式会社ネクスト・リアルプランは、貸せない空き家を再生・活用するプロフェッショナルです。まずは無料診断からお気軽にご相談ください。

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