2017/08/21
財産目録とはなんでしょうか?初めて耳にする言葉の方も多いのではないでしょうか。
この財産目録とは簡単に言うと遺産分割協議の際の流れがスムーズにするという目的があります。
遺産相続の手続きにおいて揉める事が一番多いと言われています。
今回は揉めない為の財産目録について確認していきましょう。
◆相続のトラブルの7割は親族間
相続問題で一番のトラブルは親族間における相続の問題です。
「我が家」は仲がいいからそんな事にはならないよ!と言われる方がいますがそう言う方たちこそ遺産相続問題になると真っ先に揉め始めます。
特に遺産が少ない家庭こそよく揉めると言われています。
少ない金額をみんなで分けなければいけないからです。
そこで故人の遺産がどのくらいあってどこにあるのかをハッキリさせておくために財産目録を作っておくことが重要になってくるのです。
しかし、ここで1つだけ注意事項があります。
この目録を作ったら必ず第三者に預けるようにしましょう。
もし、他の相続人に見られるとその時点でトラブルになる可能性もあるからです。
◆財産目録はその他にも使い道がある
財産目録は相続税の申告の際にも必要です。
もし相続税の基礎控除を超える事がなんとなくでも分かっている時は素直に早い段階で財産目録を作成し、正確な財産を把握しておきましょう。
相続したら当然相続税が発生してきます。
あまり考えなしに相続日を迎えてしまうと最悪、相続した物件を売ってから相続税を払わなければいけない可能性も出てくるからです。
なるべく早めに余裕をもって制作しておきましょう。
◆財産目録を作成するに辺り3つのポイント
①相続財産に種類は正確に記載しよう
相続財産と言ってもその種類は大小様々です。
例えば、土地や建物である不動産、自動車やバイクの動産、人に対して好意を求める債権、銀行にお金を預ける預金、マイナスの財産である借金があります。
これらが一括りで財産と呼ばれるものですね。
②相続財産の所在
不動産にしても預金にしても、所在ははっきりと物を伝えましょう。
名前から住所、家屋番号や銀行まで所在を決める事が重要でしょう。
③数量や割合も確認しよう
不動産であれば地積、預金であれば死亡日時での残高を記載していく事となります。
この財産目録が正確に記載されていないとトラブルの原因にもなりかねませんので適当には書かないようにしましょう。
もし、どうしてもわからない場合は、司法書士や弁護士に相談するかその他の専門家に相談してみましょう!