2017/12/18
空き家が年々増加していることは周知の事実ですが、特に衛生状態が極めて悪い空き家や、倒壊の危険性がある空き家などは、早急な対策が必要だとされています。
そして空き家状態で放置することにより、放火や窃盗、不法侵入といった犯罪の温床になる可能性が懸念されており、実際にそのような被害も生じていることで、空き家が存在する地域の治安を脅かす問題に発展しています。
不法侵入者はどこで空き家と判断している?
不法侵入者は、家の状態が管理されているか、長期に渡り人が出入りしていないかなどを確認してターゲットにしているようです。
例えば庭木の手入れが全くされておらず雑草が伸び放題になっていることや、ポストにチラシが重なり処分されていないことなどは、管理せず放置している証明になってしまいます。
仮に不法侵入中に見つけられたとしても、草木などに身を隠しやすいことから侵入者がターゲットにしやすい物件だと言えるでしょう。
空き家は犯罪の宝庫?その理由は?
不法侵入者は自由に家財道具を使用して住み着いたり、勝手に使わないものを破壊したりします。生活の拠点にしてしまうことで、ゴミは放置したまま不衛生な状態を作ってしまうでしょう。
また、空き巣被害にも遭いやすく、保管していたものが盗まれる可能性があります。他にも建物内で不法侵入者や空き巣犯がタバコを吸い、火の不始末で火災が発生すれば近隣住民に多大な被害を及ぼします。
他にも監禁場所など重大犯罪に利用される可能性もありますので、仮にこのような犯罪トラブルが表沙汰になれば売却しようとしても買い手が見つかりにくくなることも考えられます。
人の出入りがあることをアピールすること
不法侵入や空き巣など、様々な犯罪を防ぐためには、空き家のまま放置せずに管理を徹底して行うことが必要です。
常にではなくても、人が定期的に出入りすることで、いつ人が戻って来るかわからないと思わせることができれば犯罪に狙われにくくなります。
家の中の様子について、誰かが侵入した形跡がないかなど定期的に確認していきましょう。
それに加えて庭木の手入れや、ポストにチラシやゴミが溜まっていないかなども注意することが必要です。
空き家管理が困難な場合は?
しかし空き家から遠くに住んでいるなどで、定期的に管理を続けることが難しいという場合もあるでしょう。このような場合には、多少費用が掛かっても、空き家管理を専門とする業者に依頼するか、もしくは売却することを検討した方が、問題が生じて多額の賠償金を支払わなくてはいけなくなるよりも良いでしょう。