2016/06/22
ローンの残債があっても不動産物件の売却は可能です!
諸事情があり、不動産の売却をしたいと考えたとき、住宅ローンが残っているというケースは少なくありません。
その場合、所有物件を売ることができるのだろうか?と不安や疑問に思う人がほとんどだと思います。
率直にいうと「ローンが残っていても不動産の売却は可能」です。本来はローンを完済しないと売却はできないのですが、ローンを組む際に担保として設定した抵当権を外すことがポイントとなります。不動産を購入する際、現金払いが可能ではない限り、金融機関等で住宅ローンを組むと思います。その時、金融機関は借主がローンを返済できない状況になったときの担保として、そのローンの対象物件となる不動産に抵当権を設定し、競売等の手段で物件を売却し融資を回収します。本来、これをしなくても売却は出来るのですが、抵当権が残った物件を購入する買主はほとんど存在しませんので、売却するために、設定されている抵当権の抹消を行なうこと必要がです。
売却時に受け取る譲渡金で住宅ローンの返済に充当する
抵当権の抹消手続きの条件はローンの完済です。しかし、売却を考えた時点では難しい話ですので、ほとんどの不動産売却の取引において、買主から譲渡金を受け取った時に金融機関にローンの残高を引き落としてもらい抵当権を抹消します。しかし、売却金額がローンの残高に満たないケースも多々あります。預金でカバーできればよいのですが、なかなか難しい話です、ではどうするか?
ひとつの方法として「買い換えローン※」を活用することです。※買い換えローン・・・現状の住宅ローン残高を、新たに購入する不動産物件のローンに上乗できる仕組み。
もちろん、借入額が上がり、審査(通常より厳しくなることがほとんど)もあります。融資が実行された後のしっかりとした計画を立てる必要がありますので、この手法は慎重に検討したほうがベターです。
所有物件がいくらで売れるのかを知っておくべき
一番は所有物件が希望の価格で売れることです。そのために知識を持つこと、準備をしっかりとすることです。不動産には相場価格があります。自分の所有物件の相場価格を知ることで、売却計画を効率的に立てることができると思いますので、最低限の知識、情報は収集するようにしましょう。
このサイトでは不動産物件の相場価格調査を無料で受付していますので、有効活用してもらえればと思います。